Gentoo Logo

Gentoo Linux x86クイックインストールガイド

1.  クイックインストールガイド

インストールメディア

ミラー(日本語訳)からCDをダウンロードします。 ISOファイルがreleases/<architecture>/<release>/installcdにあります。 minimalインストールCDはインターネットベースのインストールにのみ役立ちます。 universalインストールCDはネットワーク無しでのインストールを行うことが出来ます。

CDを焼いて(日本語訳)起動します。 起動画面でF2を押して利用可能な起動オプションを確認します。 PCMCIAサポートが必要なら、起動後にpcmciainitスクリプトを起動します。

インストールCDでは、sshdサーバを起動したり、追加ユーザを追加したり、irssi(コマンドラインのチャットクライアント)を起動したり、lynxlinksでWebを閲覧することも出来ます。

ネットワーク設定

ネットワークの準備が整っていないのなら、net-setupを使ってネットワークの設定を行います。 設定の前にmodprobeでネットワークカードに対応したドライバを読み込む必要があるかもしれません。 ADSLを使っているのなら、adsl-setupadsl-startを使います。 PPTPサポートが必要なら、まず/etc/ppp/chap-secrets/etc/ppp/options.pptpを編集し、pptp <server ip>を使用します。

無線LANを使うには、iwconfigを使って無線変数を設定し、net-setupをもう一度行うか、もしくはifconfigdhcpcdrouteを手動で実行します。

proxyを使用するには、export http_proxyftp_proxy、そしてRSYNC_PROXYを使ってシステムを初期化することを忘れないでください。

ディスクの準備

fdiskcfdiskを使用してパーティションレイアウトを作成します。 少なくともswapパーティション(タイプ82)と1つのLinuxパーティション(タイプ83)が必要です。

mke2fsmke2fs -jmkreiserfsmkfs.xfsmkfs.jfsを利用してLinuxパーティションにファイルシステムを作成します。 swapパーティションをmkswapswaponを使って初期化します。

新しく作成したファイルシステムを/mnt/gentooにマウントします。 必要なら他のマウントポイント用のディレクトリ(/mnt/gentoo/bootなど)を作成します。

stageの設定

まずdate MMDDhhmmYYYYを使って時刻を合わせます。 次に、ミラー(日本語訳)からstageをダウンロードするか、インストールCD(/mnt/cdrom/stages)にあるstageを使用します。 /mnt/gentooに行き、tar -xvjpf <stage tarball>でstageを解凍します。

ネットワーク無しのインストールを行うのなら、CDからPortageのスナップショットをインストールします。 /mnt/gentoo/usrに行き、tar -xvjf /mnt/cdrom/snapshots/<snapshot>を実行します。 その他のユーザはPortageスナップショットをダウンロードし、同様にインストールします。

ネットワーク無しのインストールなら、ソースコードファイルを/mnt/cdrom/distfiles/から/mnt/gentoo/usr/portage/distfiles/へコピーします。

/mnt/gentoo/etc/make.confを必要に合わせて(USEフラグ、CFLAGS、CXXFLAGS)編集します。この作業にはnanoエディタを使用することが出来ます。

Gentooベースシステムのインストール

まず/procファイルシステムをマウントし、/etc/resolv.confファイルを上書きしてGentoo環境にchrootします。

コード表示 1.1: 準備とchroot

# mount -t proc none /mnt/gentoo/proc
# cp /etc/resolv.conf /mnt/gentoo/etc/
# chroot /mnt/gentoo /bin/bash
# env-update && source /etc/profile

ネットワークインストールなら、emerge --syncを実行してPortageツリーを更新します。

次に、/etc/make.profileが正しいプロファイルを指しているか確認します。 ほとんどのユーザはデフォルトで問題ありませんが、別のカーネル向けの代わりのプロファイル(2.4/は2.4カーネルベースのプロファイル)があります。 ln -sfnを使ってプロファイルを変更します。

  • /usr/portageディレクトリのscripts/bootstrap.shを使ってブートストラップを行います(ネットワーク無しのインストールでは行うことは出来ません)
  • emerge -e system(デフォルトのCFLAGS/CXXFLAGSを変更していなければ-N)を使ってシステムのインストールを行います(ネットワーク無しのインストールでは行うことは出来ません)

カーネルの設定

/usr/share/zoneinfoから正しいファイルを/etc/localtimeに上書きすることで、タイムゾーン情報を設定します。

カーネルソースをインストール(ネットワーク無しのインストールではgentoo-sourcesvanilla-sourcesが利用できます)し、/usr/src/linuxmake menuconfigを使って設定を行い、make && make modules_installを行います。 arch/i386/boot/bzImageファイルを/bootへコピーします。 emerge genkernelを行ってgenkernel allを使うことも出来ます。

Genkernelユーザはemerge coldplugrc-update add coldplug defaultを行う必要があります。

システムの設定

/etc/fstabを編集します。例を以下に示します。

コード表示 1.2: fstabの例

/dev/hda1   /boot     ext2    defaults,noatime     1 2
/dev/hda2   none      swap    sw                   0 0
/dev/hda3   /         ext3    noatime              0 1
none        /proc     proc    defaults             0 0
none        /dev/shm  tmpfs   nodev,nosuid,noexec  0 0
/dev/cdroms/cdrom0    /mnt/cdrom    auto      noauto,user    0 0

/etc/conf.d/hostname/etc/conf.d/domainnameを編集し、rc-update add domainname defaultを実行して、ネットワークを設定するために/etc/conf.d/netを編集します。 net.eth0initスクリプトをデフォルトランレベルに追加します。 複数のNICを持っているのなら、net.eth0initスクリプトへのシンボリックリンクを作成し、同様にデフォルトランレベルに追加します。

/etc/hostsを編集します。以下に例を示します。

コード表示 1.3: /etc/hostsの例

(静的IP)
127.0.0.1     localhost
192.168.0.5   jenny.homenetwork jenny
192.168.0.6   benny.homenetwork benny
192.168.0.7   tux.homenetwork tux

(動的IP)
127.0.0.1     localhost.homenetwork tux localhost

必要に応じて、pcmcia-csをemergeしデフォルトランレベルに追加します。

passwdを使ってrootパスワードを設定します。

/etc/rc.conf/etc/conf.d/rc/etc/conf.d/keymaps/etc/conf.d/clockで必要なシステム設定を行います。

システムツールのインストール

2.4カーネルユーザはemerge --unmerge udevemerge devfsdが必要です。

syslog-ngの様なシステムロガーをインストールし、デフォルトランレベルに追加します。 vixie-cronの様なcronデーモンも同様にします(自由選択)。

必要なファイルシステムツール(xfsprogsreiserfsprogsjfsutils)とネットワークツール(dhcpcdrp-pppoe)をインストールします。

ブートローダの設定

grubliloをemergeします。 /boot/grub/grub.conf/etc/lilo.confを好みに合わせて編集します。 以下にそれぞれの例を示します。

コード表示 1.4: grub.confの例

default 0
timeout 30
splashimage=(hd0,0)/grub/splash.xpm.gz

# genkernelユーザ
title=Gentoo Linux 2.6.11-r3
root (hd0,0)
kernel /kernel-genkernel-x86-2.6.11-gentoo-r3 root=/dev/ram0 init=/linuxrc ramdisk=8192 real_root=/dev/hda3 udev
initrd /initramfs-genkernel-x86-2.6.11-gentoo-r3

# genkernelユーザ以外 (initrd無し)
title=Gentoo Linux 2.6.11 r3
root (hd0,0)
kernel /kernel-2.6.11-gentoo-r3 root=/dev/hda3

# デュアルブートを行いたい場合のみ
title=Windows XP
root (hd0,5)
makeactive
chainloader +1

コード表示 1.5: lilo.confの例

boot=/dev/hda
prompt
timeout=50
default=gentoo

# genkernelユーザ以外
image=/boot/kernel-2.6.11-gentoo-r3
  label=gentoo
  read-only
  root=/dev/hda3

# genkernelユーザ
image=/boot/kernel-genkernel-x86-2.6.11-gentoo-r3
  label=gentoo
  read-only
  root=/dev/ram0
  append="init=/linuxrc ramdisk=8192 real_root=/dev/hda3 udev"
  initrd=/boot/initramfs-genkernel-x86-2.6.11-gentoo-r3

# デュアルブート
other=/dev/hda6
  label=windows

GRUBユーザは/proc/mounts/etc/mtabにコピーした後、grub-install /dev/hda を使ってGRUBをMBRにインストールする必要があります。 LILOユーザは/sbin/liloを実行します。

chroot環境を抜け、全てのファイルシステムをマウント解除し、再起動します。

インストールの完了

rootとしてログインし、useradd -m -G <groups> <username>を使って毎日の作業に使うユーザを追加します。

ネットワーク無しのインストールを行ったのなら、パッケージCDを/mnt/cdromにマウントし、emerge -k <package>の後にexport PKGDIR="/mnt/cdrom"追加して、kdeの様な追加のソフトウェアをインストールします。

Gentooをインストールしてくれてありがとう!



印刷

ページの更新日 2006年 2月 18日

このドキュメントのオリジナルバージョン の更新日は2013年 8月 15日

要約: クイックインストールガイドは、Gentooをインストールする手順を簡潔にカバーしています。このガイドに従ってインストールする場合、Gentoo Linuxのインストールを経験している必要があります。

Sven Vermeulen
Author

Steven Wagner
Author

今野勝之
翻訳

小林弘樹
翻訳

Donate to support our development efforts.

Copyright 2001-2014 Gentoo Foundation, Inc. Questions, Comments? Contact us.