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1.  はじめに

ようこそ!

Gentooへようこそ。あなたは選択の自由とパフォーマンスの追求を 許された世界に足を踏み入れようとしています。Gentooとは選択です。 Gentooをインストールするとき、あなたはこの事実に何度か向き合うことになります。 どのくらい自分でコンパイルするのか、どのようにGentooをインストールするのか、 どのシステムロガーを使うのか、といったことをあなたが自分で決めるのです。

Gentooはシンプル、かつフレキシブルにデザインされた、 速くて先進的なメタディストリビューションです。 Gentooはディストリビューションとしてフリーソフトウェア (訳註: フリーではないものもあります)の上に覆い被さっていますが、 それをユーザーから覆い隠すようなことはしません。 Portage、これはGentooの使うパッケージ管理システムですが、 誰もが簡単にソースコードを見たり変更したりできるように、 Pythonで書かれています。 Gentooのパッケージングシステムはソースコードを使いますし (とはいえ、コンパイル済みパッケージのサポートもあります)、 Gentooの設定も通常のテキストファイルを通して行なわれます。 一言でいえば「Openness Everywhere」です。

選択がGentooを動かすのであって、Gentooが選択させるのではない、 ということを理解する事はとても重要です。 私たちは、あなたにあなたの望まないことを強いることのないよう、 十分気を付けています。もし、私たちがそうしていると感じたら、それをバグ報告してください。

インストールの流れはどんな感じ?

Gentooのインストールは、2章から11章に対応した、 10段階の手順に分けることができます。 それぞれの段階を終えたときの状態は、以下の通りです。

  • 1段階終了、Gentooをインストールするための作業環境の構築が完了
  • 2段階終了、Gentooをインストールするためのインターネット接続の準備が完了
  • 3段階終了、ハードディスクにGentooをインストールする準備が完了
  • 4段階終了、インストール環境の準備が完了、インストールする環境にchroot
  • 5段階終了、コアパッケージ(全てのGentooインストールで共通)のインストールが完了
  • 6段階終了、Linuxカーネルのコンパイルが完了
  • 7段階終了、Gentooシステムの主要な設定ファイルの編集が完了
  • 8段階終了、必要なシステムツール(推奨リストから選択可)のインストールが完了
  • 9段階終了、選択したブートローダーのインストールと設定が完了、 新しいGentooシステムにログイン
  • 10段階終了、Gentoo Linux環境を探検する準備が完了

選択肢を提示するときには、 それぞれの良い点と悪い点について説明するようにしています。 そのあとで、タイトルに"一般的な選択:"と明記された、 一般的な選択肢を提示します。 その他の選択肢には"もう一つの選択:"と記されています。 一般的な選択を私たちが推奨しているとは考えないでください。 それは私たちが、大多数のユーザーが選択すると考えている選択肢です。

ある場面では任意的な段階を挟むこともできます。 そのような段階には"自由選択:"と記されています。 任意選択ですのでGentooのインストールに絶対必要なものではありません。 その中には事前の決定の影響を受けるものもあります。 そのようなときは、その決定時とその段階の説明直前の双方で、 そのことについての説明があります。

どんなことを選べるの?

Gentooは様々な方法でインストールできます。私たちのインストールCDや、 インストール済みのデストリビューション、Gentoo以外の起動可能なCD(Knoppixなど)、 ネットワークブート環境、緊急用フロッピー、 といったものの中から適当なものを適宜ダウンロードして、 そこからインストールすることができます。

この文書ではGentooインストールCDを使ったインストールと、一部、 ネットワークブートを扱います。ここでは個々のパッケージについて、 最新バージョンをインストールするものとして話が進められています。

注意: その他、Gentoo以外のCDを使う場合などのインストール手段については、 Alternative Installation Guide (日本語訳)をご覧ください。

ネットワークレス・インストールを行ないたい場合は、 ネットワークレス環境でのインストール方法が載っているGentoo 2008.0 ハンドブック(英語)をご覧ください。

また、GRP (Gentoo Reference Platform、コンパイル済みパッケージのコレクション。 Gentooインストールの終了と同時にシステムを使えるようにするためのもの) を利用しようと考えている場合は必ずGentoo 2008.0 ハンドブック の指示に従うようにしてください。

Gentoo Installation Tips & Tricks(日本語訳)という文書も参考になるでしょう。 Gentoo経験者でインストールチェックリストの要約だけを読みたいのであれば Documentation Resources(日本語訳)にある Quick Installation Guideを試してみてください (あなたのアーキテクチャにそのような文書があれば)。

選べることはまだあります。 システム全体をスクラッチからコンパイルすることもできますし、 コンパイル済み環境を利用して、Gentoo環境をすぐに立ち上げることもできます。 もちろんその中間の方法として、全てをコンパイルするのではなく、 半分出来上がった状態のシステムからコンパイルを始めることもできます。

トラブル?

インストール中に(またはインストール文書に)何か問題を見つけたら、 バグ・トラッキング・システム(訳注:日本ユーザ会bugzilla)で 既知のバグとして報告されていないかどうか、確認してみてください。 もし無いようであれば、私たちが対応できるように、その問題をバグ報告してください。 その(あなたが報告した)バグを担当する開発者たちを恐れないでください。 取って喰われるようなことは滅多にありませんから。

あなたが今読んでいる文書は、特定のアーキテクチャ向けということになっていますが、 他のアーキテクチャの情報も、その中に紛れ込んでしまっているかもしれない、 ということを一応、先に言っておきます。これはGentooハンドブックの多くの部分が、 全てのアーキテクチャに共通のソースコードを使用していることに因ります (重複作業を減らして開発リソースを節約するため)。 混乱しないように、このような部分は最小限に抑えていきたいと思っています。

その問題が、ユーザーの問題(文書をよく読んだにもかかわらず起きたあなたのミス)なのか、 ソフトウェアの問題(インストール/文書をよくテストしたにもかかわらず起きた私たちのミス)なのか、 はっきりしないときには、irc.freenode.netの#gentooに気軽に参加してみてください。 もちろん、そんなときじゃなくても全然かまいません :)

Gentooについて何か分からないことがあったら、 Gentoo Documentation (日本語訳)Frequently Asked Questions (日本語訳)や、 フォーラムFAQsを見てください。 そこで解決できないときは、irc.freenode.netにある私たちのIRCチャンネル、 #gentoo(訳注:GentooJPのチャネル #gentoo-jaもあります)で質問してください。誰もいなかったら? ご安心ください、私たちのうちの何人かはIRC常駐フリークです :-)

ページの更新日 2010年 6月 14日

要約: この章では、このハンドブックにかかれているインストール方法について紹介します。

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