|
1.
1つのブランチを利用する
Stableブランチ
ACCEPT_KEYWORDS変数はシステムが利用するソフトウェアブランチを定義します。
デフォルトではあなたのアーキテクチャ、例えばx86のstableソフトウェアブランチとなっています。
stableブランチのみ利用することを推奨しています。
しかし、安定性にそれほどこだわらず、http://bugs.gentoo.orgへバグレポートをすることによってGentooに手を貸したいのなら、読み続けてください。
Testingブランチ
より新しいソフトウェアを利用したいなら、testingブランチを代わりに利用することを考えてください。
Portageにtestingブランチを利用させるには、アーキテクチャの前に~を追加してください。
testingブランチは、その名が示すとおりテスト中です。
もしパッケージがテスト中なら、開発者は機能はするがテストが完全でないと思っていることを意味します。
バグをいち早く発見し、開発者が知ることが出来るようにバグレポートを提出することが望ましいです。
不完全なパッケージを扱ったり(例えば依存関係の間違いや消失など)、過度の更新(多くのビルドを行うことになる)や壊れたパッケージは安定性の問題があると言うことに注意してください。
Gentooの動作や問題の解決方法を知らないのなら、安定でテスト済みのブランチを使用することが推奨されています。
例えば、x86アーキテクチャのtestingブランチを選択するには、/etc/make.confを編集してこのように設定します。
コード表示 1.1: ACCEPT_KEYWORDS変数の設定 |
ACCEPT_KEYWORDS="~x86"
|
今システムを更新すれば、たくさんのパッケージが更新されることを知るでしょう。
注意してください: testingブランチを利用してシステムを更新したら、オフィシャルブランチであるstableに戻すのはたいてい優しい方法はありません(もちろんバックアップを取っている場合は除きます)。
1.
StableとTestingの混在
package.accept_keywords
特定のパッケージに対してtestingブランチの利用を許可するがシステムにはstableブランチを利用するようにPortageに指示することができます。
これを有効にするには、/etc/portage/package.accept_keywordsにtestingブランチを利用したいパッケージのカテゴリと名前と記述します。
同名のディレクトリを作成し、ディレクトリ下のファイルにパッケージを記述することも出来ます。
例えば、gnumericでtestingブランチを利用するにはこうします。
コード表示 1.1: gnumericの /etc/portage/package.accept_keywords 設定 |
app-office/gnumeric
|
特定のバージョンをテスト
特定のバージョンをtestingブランチから利用したいがその後はPortageに利用して欲しくないときには、package.accept_keywordsにバージョンを追加することができます。
このときには = 演算子を利用しなければなりません。
この他にも <=、<、>そして>= 演算子を利用してバージョンの範囲を入力することができます。
どの場合でも、バージョン情報を追加するなら、演算子を使わなければなりません。
バージョン情報を入力しないのなら、演算子は利用できません。
以下の例ではgnumeric-1.2.13を受け入れるようPortageに指示しています。
コード表示 1.1: 特定のテストバージョンのgnumericを有効にする |
=app-office/gnumeric-1.2.13
|
1.
マスクされたパッケージを利用する
package.unmask
重要:
Gentoo開発者達はこれらの位置の使用をサポートしていません。
これを行うときには注意してください。
package.unmaskやpackage.maskに関するサポート要求には応えられません。
警告済みという前提で話を進めます。
|
パッケージがGentoo開発者によってマスクされているが、
それでもpackage.maskファイル(デフォルトでは/usr/portage/profilesにあります)に書かれている理由にかかわらず利用したいときには、
/etc/portage/package.unmask(もしくは、ディレクトリであればその中のファイル)に自分が望むバージョン(通常はprofilesからの正確な同じ行です)を追加します。
例えば、=net-mail/hotwayd-0.8がマスクされているなら、同じ行をpackage.unmaskに追加することによってマスクを解除できます。
コード表示 1.1: /etc/portage/package.unmask |
=net-mail/hotwayd-0.8
|
注意:
もし/usr/portage/profiles/package.mask内の該当行がパッケージのバージョン範囲を含んでいるのであれば、
自分が実際に望むバージョンのみをアンマスクする必要があります。
package.unmaskにどのようにバージョンを指定するかについては前節を読んでください。
|
package.mask
Portageにあるパッケージや特定のバージョンのパッケージを利用して欲しくないときには、/etc/portage/package.mask(ファイルもしくはディレクトリ内のファイルかのどちらか)に適当な行を追加してやることによってあなた自身でマスクすることができます。
例えば、gentoo-sources-2.6.8.1より新しいカーネルソースをインストールして欲しくないときには、以下の行をpackage.maskに追加します。
コード表示 1.1: /etc/portage/package.mask 記入例 |
>sys-kernel/gentoo-sources-2.6.8.1
|
|