Javaとは、Sun Microsystemsの技術者達によって開発されたプログラム言語です。 この言語はオブジェクト指向で、マルチプラットフォーム上でそれぞれのプラットフォーム用にコードを再コンパイルすることなく実行できるように設計されています。 Javaはネイティブプログラムのようにコンパイルできますが、Javaの人気の多くはガーベッジコレクションと言った機能だけでなく、その移植性の高さにあるでしょう。 一回のコンパイルで様々なプラットフォームで実行できる能力は、プログラムが実行される時にJavaのバイトコードをネイティブコードにコンパイルするjust-in-timeコンパイラ(JIT)を使用することによってもたらされます。
Javaバイトコードを実行するためには、JRE(Java Runtime Environment)がインストールされている必要があります。 JREは、コアライブラリ、Java仮想マシンに依存するプラットフォーム、ブラウザのプラグイン、そしてその他多くを提供します。 JDK(Java Development Kit)はそれに加え、バイトコードコンパイラやデバッガと言ったプログラミングツールが含まれます。
Gentooは多くのJREとJDKを提供します。現在選択できるものの中には、以下のものがあります。
デフォルトは、登録の必要が無く無料(無料の意味でのフリー)で利用できるBlackdown JRE/JDKのセットです。
SunとIBMのJRE/JDKは一般的により高速です。 しかし、入手するためにはライセンス条項を読み同意する必要があるため面倒な手続きが必要です。 (IBM の場合、それに加えてユーザ登録しなくてはなりません)。
私たちのebuildはSunとIBMのJDK/JREをどこでダウンロードするのかを知らせます。
あなたがemerge =sun-jdk-1.4.2.06または=ibm-jdk-bin-1.4.2を実行した場合、アーカイブそのものは自分自身でダウンロードする必要があることを知らされるでしょう。 これはライセンス上の制限です。SunのJRE/JDKの場合、オンライン上のライセンス条項に同意しなければなりません。 IBMのJRE/JDKの場合、ユーザ登録を行わなければなりません
注意: ibm-jdk-binは現在マスクされているので、使用するにはマスクを解除しなければなりません。 |
指示されたファイルを/usr/portage/distfilesへダウンロードしてください。 ダウンロードが終わった後、emergeコマンドを実行すると/optへJRE/JDKをインストールします。
Gentooは矛盾することなく複数のJDKとJREをインストールしておくことができます。
あなたが管理者権限を持っているならば、java-configツールを使用することにより、システム全体のデフォルトを決めることができます。 また、通常のユーザもjava-configを使用することにより個人的なデフォルトをシステム全体のものとは別に決めることができます。
java-config --list-available-vmsを実行することによりシステムで使用可能なJREとJDKのリスト得ることができます。 以下は出力の例です。
コード表示 3.1: 利用可能なVMの一覧 |
# java-config --list-available-vms
[blackdown-jdk-1.3.1] Blackdown JDK 1.3.1 (/etc/env.d/java/20blackdown-jdk-1.3.1)
[blackdown-jre-1.3.1] Blackdown JRE 1.3.1 (/etc/env.d/java/20blackdown-jre-1.3.1)
[ibm-jdk-1.3.0] IBM JDK 1.3.0 (/etc/env.d/java/20ibm-jdk-1.3.0)
[ibm-jdk-1.3.1] IBM JDK 1.3.1 (/etc/env.d/java/20ibm-jdk-1.3.1)
[ibm-jre-1.3.1] IBM JRE 1.3.1 (/etc/env.d/java/20ibm-jre-1.3.1)
[sun-jdk-1.4.0] Sun JDK 1.4.0 (/etc/env.d/java/20sun-jdk-1.4.0)
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括弧"[]"に囲まれた名前がVMを識別するためのIDです。このIDをjava-config --set-system-vmへ渡します。以下はシステムVMへの設定例です。
コード表示 3.2: システムVMの設定 |
# java-config --set-system-vm ibm-jdk-1.3.1
Now using IBM JDK 1.3.1 (/etc/env.d/java/20ibm-jdk-1.3.1)
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注意: --set-system-vm を実行する場合には管理者権限が必要です。 |
一旦デフォルトのVMをjava-config --set-system-vmで指定した場合、/etc/profile.envを更新する必要があります。 これは以下のようにして行います。
コード表示 3.3: /etc/profile.envの再構築 |
# env-update
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この後、ログインし直してください。または、/etc/profileを環境に読み込み直してください。
通常のユーザの場合、java-config --set-user-vmコマンドを実行することにより、必要な環境変数を~/.gentoo/java-envに作成することができます。 通常、シェルの初期化スクリプト(一般的には~/.bashrcです)で読み込まれます。
USEフラグに関するより多くの情報は、GentooハンドブックのUSE flags(日本語訳)を参照してください。
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