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Gentoo Linux LiveUSB HOWTO

目次:

1.  はじめに

LiveUSB

この手引書では、Gentoo Linux LiveUSBの作成方法、 すなわちUSBフラッシュドライブを使用してGentoo LinuxインストールCDをエミュレートする方法について説明しています。 これは、CD-ROMドライブが付属していない最新のラップトップにGentoo Linuxをインストールする際、 特に有用です。

このドキュメントでは、 USBフラッシュドライブを使用したGentoo LinuxインストールCDのエミュレートに焦点を当てて説明していますが、 デバイス名を合わせればどのような任意のブロックデバイスでも動作するはずです。

必須条件

Gentoo Linux LiveUSBを使用するには、以下のものが必要です。

  • ブート可能なUSBフラッシュドライブ(少なくとも64MB)
  • USBブートをサポートしたx86系マシン

また、LiveUSBを作成するには以下にアクセスする必要もあります。

  • Gentoo Linux(もしくは、その代替となる別のLinuxディストリビューション)を稼動させているコンピュータ

2.  USBフラッシュドライブの下準備

ドライブをパーティションで区切る

警告: 下記の手順に従うと、USBフラッシュドライブから全データを削除することになります。 初めに、必ずデータのバックアップを取るようにして下さい。

重要: この手引書では、/dev/sdaデバイスノードをUSBフラッシュドライブに対応するものと想定しています。 別のSCSI系デバイスであれば、適切なデバイスノードを使用するようにして下さい。

まずは、fdiskを使用しUSBフラッシュドライブ上にFAT32パーティションを作成してから、 ブート可能フラグを付加します。パーテションの構成例を以下に示します。

コード表示 2.1: パーティション構成例

# fdisk -l /dev/sda

Disk /dev/sda: 1048 MB, 1048313856 bytes
33 heads, 61 sectors/track, 1017 cylinders
Units = cylinders of 2013 * 512 = 1030656 bytes

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/sda1   *           1        1017     1023580    b  W95 FAT32

ファイルシステムを作成する

mkdosfsを使用し、USBフラッシュドライブ上にFAT32ファイルシステムを作成します。

コード表示 2.2: mkdosfsの実行

(sys-fs/dosfstoolsがインストールされていることを必ず確認して下さい)
# emerge -av sys-fs/dosfstools
# mkdosfs -F 32 /dev/sda1
mkdosfs 2.11 (12 Mar 2005)

マスターブートレコードへインストールする

syslinuxから提供される事前コンパイル済みマスターブートレコード(MBR)プログラムを、 USBフラッシュドライブ上にインストールします。

コード表示 2.3: マスターブートレコードのインストール

(sys-boot/syslinux-3.00以降がインストールされていることを必ず確認して下さい
# emerge -av '>=sys-boot/syslinux-3*'
# dd if=/usr/lib/syslinux/mbr.bin of=/dev/sda
0+1 records in
0+1 records out

3.  ファイルをコピーする

Gentoo LinuxインストールCDをマウントする

install-x86-minimal-2006.0.isoファイルを身近なGentoo Linuxミラーサイトからダウンロードし、 以下のようにしてISOイメージを/mnt/cdrom/にマウントして下さい。

コード表示 3.1: Gentoo LinuxインストールCDのISOイメージをマウントする

(必要であれば、/mnt/cdrom/マウントポイントを作成します)
# mkdir -p /mnt/cdrom
# mount -o loop,ro -t iso9660 install-x86-minimal-2006.0.iso /mnt/cdrom/

注意: isoイメージをマウントした際に、 Could not find any loop device(訳注:ループデバイスが見つからない)というエラーが発生した場合は、 カーネル設定でLoopback device supportを有効にする必要があります。

LiveUSBをマウントする

以下のようにして、新規フォーマットされたUSBフラッシュドライブを/mnt/usb/にマウントします。

コード表示 3.2: USBフラッシュドライブのマウント

(必要であれば、/mnt/usb/マウントポイントを作成します)
# mkdir -p /mnt/usb
# mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usb/

ファイルをコピーする

Gentoo LinuxインストールCDからLiveUSBにファイルをコピーします。 isolinuxではなくsyslinuxブートローダを使用することになるので、 ファイルを少し整理しなおす必要があります。

コード表示 3.3: ファイルのコピー

# cp -r /mnt/cdrom/* /mnt/usb/
# mv /mnt/usb/isolinux/* /mnt/usb/
# mv /mnt/usb/isolinux.cfg /mnt/usb/syslinux.cfg
# rm -rf /mnt/usb/isolinux*

(syslinux経由で読み込まれるため、memtest86カーネルのファイル名を変更する必要があります)
# mv /mnt/usb/memtest86 /mnt/usb/memtest

これで、ISOイメージをアンマウントできます。

コード表示 3.4: ISOイメージのアンマウント

# umount /mnt/cdrom/

ブートローダの設定を調整する

sedを以下のように使用し、syslinuxの設定ファイルを調整して下さい。 dobladecenterパラメータは、ファイルシステムのマウントを試みる前、 追加で時間を延長してくれます。USBフラッシュドライブの認識時に十分な時間を与えるため、 このパラメータが必要になります。

コード表示 3.5: ブートパラメータの調整

# sed -i \
    -e "s:cdroot:cdroot dobladecenter:" \
    -e "s:kernel memtest86:kernel memtest:" \
    /mnt/usb/syslinux.cfg

注意: docacheをブートパラメータに追加することを検討して下さい。これにより、 ブート後にumount /mnt/cdrom/を実行できるようになり、 結果としてUSBフラッシュドライブを引き抜くことができます。但し、 対象のコンピュータが少なくとも128MBのRAMを搭載していない限り、 このパラメータは有効にしないで下さい。

4.  ブートローダをインストールする

ドライブをアンマウントする

ブートローダをインストールする前に、必ずUSBフラッシュドライブをアンマウントして下さい。

コード表示 4.1: USBフラッシュドライブのアンマウント

# umount /mnt/usb/

syslinuxをインストールする

最後に、syslinuxブートローダをUSBフラッシュドライブにインストールします。

コード表示 4.2: syslinuxの実行

# syslinux /dev/sda1

重要: syslinux.cfgファイルを修正都度、 設定変更を有効にするためにsyslinux /dev/sda1を再度実行する必要があります。

5.  LiveUSBを使用する

ブートする

USBフラッシュドライブを挿入し、コンピュータをブートしてください。その際に、 USBからブートするようBIOSが設定されていることを必ず確認して下さい。 全てがうまくいけば、標準のsyslinuxプロンプトが表示されるはずです。

ここまでくれば、 Gentooハンドブック(日本語)から一般的なインストール方法に進むことができるはずです。



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ページの更新日 2006年 9月 9日

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要約: この手引書では、Gentoo Linux LiveUSBの作成方法、 すなわちUSBフラッシュドライブを使用してGentoo LinuxインストールCDをエミュレートする方法について説明しています。

Henrik Brix Andersen
Author

村上卓
翻訳

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