Gentoo Weekly Newsletter: 2周年記念号 2004年12月29日
1.
Gentooニュース
GWNの2周年記念
GWN創刊号は、暦年の最後の方にあり、今後、月日が経っても思い出すよい口実となる2002年12月23日に発行されました。今週分には、通常セクションもありますが、慣習的な(もう2回つづいているという意味で、慣習的に違いありませんよね?)GWNスタッフと翻訳者のプロファイルのスペースも設けています。過去2年間GWNを継続し、ニュースを提供し続け、将来のGentooマシンに対する見識をもった人々がいました。わたしたちは、定期的に発行しており、中断されていた翻訳版のいくつかが復活しました(明確には、トルコ語、ロシア語、フランス語版が現在再び入手可能となっています!)。GWNのために働いてくれたみんなに大きな拍手を!
そして、悲しいことに、去年と同じように、いつもまったく驚きと共にやってくるクリスマスやらなにやらで、わたしたちは、すべての人々の分をまとめることはできませんでした。その代わりとして、もともと今週発行される予定でしたが次のGWNの発行に延期された、さらに別の不完全な容疑者リスト(訳注:Gentoo Forumの管理者やまとめ役の紹介)を掲載することを約束します。Gentoo Forumの管理者とまとめ役の容姿に注目してください。それは、あなたの好奇心を満たすでしょう。
12,000人のメール受信者と、数はわからないけれども、GWNを読むために毎週わたしたちのWEBサイトを訪れてくる人々へ感謝の言葉があります。支援してくれてありがとう。あなたたちのために働くことをよろこばしく思います。Gentoo関連のイベントや、新聞の切り抜き、GWNに掲載する価値があると考えるあらゆる活動について投稿を続けてください。あなたが興味あることは、他の人もそれについて知りたいと思う可能性があるのです。
Gentoo構築時間と、統計データベースクライアント
古いGentoo統計データベースを姿を消してから何ヶ月もたった後、新しいビルド時間と統計をとるためのクライアントであるbascがPortageに登録されました。bascは、Gentoo Linuxが稼動しているホストについての情報をセントラルサーバに対して更新します。(この例では、搭載RAMの統計です。)他の情報としては、クライアントは、カーネルの.configや、xorg.confファイルを収集したり、関係する開発者たちは、既存の設定ファイルの寄与に基づいて、新しいユーザに設定の提案をすることが可能となるかどうが現在評価しているところです。
2.
2004年、Gentoo Linuxの主要なイベント
概要
はじめに
Gentooコミュニティにとって、2004年は、エキサイティングで挑戦的な年でした。
わたしたちは、かなり成熟し、Gentooがいまや傑出したソースベースのLinuxディストリビューション
であるということに異論を唱えるものはほとんどいません。
Gentooを主流のディストリビューションの一つであるという認識さえしている出版物もあります。
コアシステムに対する主なアップグレードから、ベースパッケージの重要な変更や、
Gentooコミュニティがどのように運営されているかということまで、
どのニュースも不足なくこのGWNで報告されました。
後述のセクションでは、多くのGentoo開発者やGWN編集者、著者によって選ばれた、
この1年の10の主要なイベントについて記述されています。
Daniel Robbinsがチーフアーキテクトを辞任
4月の終わりにGentooの
創始者でチーフアーキテクトだったDaniel Robbinsが辞任しました。
衝撃的な出来事として、このニュースは起きましたが、Danielは何か新しいことに取り掛かり、
彼の家族に関心を寄せる必要性を感じていました。
そして、彼は退任し、新しい委員会が舵を取ることを容認しました(後述)。
彼はいまだにプロジェクトに貢献しており、メーリングリストやIRCに姿を見せています。
GentooがNFPとなることを申請
Daniel Robbinsの辞任といくらか関連した出来事として、
Gentooを非営利組織に移行するという彼の計画が、
非営利企業であるGentoo Foundationの設立と共に
6月のはじめに完了しました。
これによって、Gentooテクノロジーの版権、プロジェクトの方向性、
選出された委員会にあった法人のディストリビューションの管理責任が委託されました。
Portageの更新
portage-ng ("next generation Portage"(次世代のPortage)の意)として始まった作業は、
10月にPortage 2.0.51がリリースされたことで完了しました。
このリリースでは、GPGによるパッケージの正当性の検証の最初のサポート、
FHSの遵守、飛躍的なパフォーマンスの改善を含むいくかの新しい機能が追加になっています。
パフォーマンスの改善は、フェッチとマージを平行して行うために、
ロックファイルを使用するようになったということだけではありません。
特に興味深いのは、--newuseオプションです。これは、
USEフラグが変更された後、そのUSEフラグが有効なパッケージを再度emergeします。
これによって、
make.confのグローバルな環境変数やコマンドラインキーワードから
パッケージレベルを詳細に制御するための/etc/portage配下にある設定ファイルの使用までの
Portageに対する一連の更新が完了しました。
特に、package.keywordsファイルを使用すれば、
現在は、パッケージごとにキーワードを制御できます。
LiveCDのISOイメージがBitTorrentでも入手可能に
8月には、Gentoo 2004.2のLiveCDが通常のリリースと同時にBitTorrent経由でもリリースされました。人気のP2Pプロトコルのおかげで、大きなファイルでもさらに効率的にダウンロードできるようになりました。この試みは大成功で、今後のリリースでも続けられる予定です。
Gentoo Developer Handbookのリリース
7月には、devrelチームが大幅に改訂された最新のGentoo Developer Handbookを公開したことをお伝えしました。この文書ではebuildの作成方法や、チームの一員として効率的に作業するために必要となるポリシーおよびインフラについても解説しています。
x11からxorgへの移行
9月には、X11 virtualのデフォルトがXFree86 (xfree)からX.Org (xorg-x11)へと変更されました。つまり、PortageはX.OrgをデフォルトのGUI環境としてインストールするということです。XFree86バージョン4.4.0で改訂されたライセンスが、X11ライブラリにリンクするGPLソフトウェアのライセンスに抵触する疑いがあったため、このような変更が行なわれました。2004年12月31日時点でXFree86は非推奨で、メンテナのDonnie BerkholzもPortageツリーから削除すると明言しています。
GentooがLWE Product Excellence Awardsにノミネートされる
1月には、GentooがLinux World Expo Product Excellence Awardsの「最優秀オープンソースプロジェクト部門」の最終選考に残ったことをお伝えしました。8月にもGentooは同じ部門にノミネートされました。残念ながら、1月にはRealNetworksのHelix Playerプロジェクトに、8月はFirefoxに破れてしまいましたけれども、最終選考までたどり着いたということは、GentooがLinuxの世界で中心的な地位を確立しつつあるということでもあります。
Catalystツールの正式リリース
ステージ、パッケージとLiveCDの作成に使われるCatalystが、2004年に大幅に開発が進み、正式リリースにこぎつけました。このツールを使うと、特定のアーキテクチャに特化したLiveCDを独自に作成できます。例えば、必要に応じてカスタマイズされた環境を作成したり、特定のツールを組み込んだ1CD Linuxを作成したりできます。
Tenshiがリリース
7月には、ログ監視ツールTenshi (以前はWasabiという名前でした)のリリースをお知らせしました。もともとTenshiはGentooの基幹サーバ向けに開発されたのですが、、着々と安定度を増して一般公開されることになりました。TenshiはGentooがスポンサーとなった最初のソフトウェアプロジェクトでもあります。
Gentoo/PPCとPegasosPPC
10月には、Freescale Semiconductor, Inc. (Motorolaのグループ会社)から、G4 1Ghzを搭載したPegasosPPCデスクトップ13台がGentoo開発者に寄贈されました。PPCプラットフォーム上でのフリーオープンソースソフトウェアの開発促進を目的にした、この寛大な申し出はGentoo PPCチームによるPPCアーキテクチャのサポートが非常に進んでいることの証明でもあります。11月には、ルクセンブルグに拠点を置くGenesi S.a.r.l.が、GentooをプレインストールしたPegasosPPCの出荷を開始したこともお伝えしました。
3.
GWNスタッフプロフィール
概要
編集長
図 3.1: Ulrich Plate |
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Ulrich Plateは、2年前のGWN創刊から携わってきていますが、最近、学業に専念するとして2003年11月に離れたYuji Carlos Kosugiから編集長の役割を引き継ぎました。Ulrichはニュースレターの発行で必要となる専門知識の習得不足を取り繕うとせず、(GWNで)取り扱う記事に関して満足のいく結果を得るために、20年前までさかのぼるような、IT企業向けのジャーナリストやPRスペシャリストとしてのトレーニングでカバーしています。GWNを編集する毎週末の作業は、月曜の朝、UTCで0:00の実際の発行に向けて、彼が編集に時間をかけ過ぎないように、彼の家族による厳重監査のもとに進められます。このほとんど安らげないスケジュールと英語のネイティブスピーカーでない理由から、いつかうっかり不適切な表現を使ってしまうことを一番恐れています。
執筆者
図 3.2: AJ Armstrong |
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AJ Armstrongは、2002年の創刊よりGWNに参加しています。第一子が誕生し、その育児のため数ヶ月ほどおやすみしていましたが、最近戻ってきました。AJはNorthern Alberta Institute of Technology(訳注:カナダ、北アルバータ工科大学)でコンピュータ技術工学を教えており、そのコースには組み込みLinuxとOS理論も含まれています。余暇には空手の練習をしたり、スキューバダイビングを楽しんでいます。しかし現在の余暇の大部分は、あいにくmanページが用意されていない息子の子育てにあてられます。
図 3.3: Brian Downey |
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Brian Downeyは、2003年9月からGWNの「コミュニティの話題」担当で参加し始めました。LinuxサーバとMacをいじるとき以外は、妻のPhaedrahと猫のMillieと一緒に過ごします。今夏、Linuxのコンサルティング業務とバンドでのギターとドラム演奏の合間に大学の教育課程でLinuxの初級を教える予定です。
図 3.4: Patrick Lauer |
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Patrick Lauerは2004年9月にGWNチームに参加してから、gentoo-devMLの要約や、Tips and Tricksや種々雑多なニュースを書いています。ドイツのRWTH Aachenでコンピュータ工学の学生をしています。余暇の大部分は、(bonsaikittenとして知られている)IRCといくぶん挑発的な評判が確立されたと彼が噂されているGentoo MLへの参加に使われています。PatrickのGentooでの興味はバグ修正で、近い将来完全に自動コンパイルする環境を作るようです。加えて、熱心なGentoo布教者で、知人を真のLinux信者に改宗させることです。
ドイツ語翻訳チーム
ドイツ語翻訳者達
図 3.5: Marc Herren |
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Marc Herren aka dj-submergeは27歳で、Bern(Switzerland)在住です。1998年からLinuxを使っており、Gentooは3年ほどです。現在、主にHP-UXとLinuxを扱うネットワーク関連会社でプロジェクトリーダをしています。趣味はコンピュータに加え、バレーボールや(DJの)スクラッチです。
図 3.6: Tobias Scherbaum |
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Tobias Scherbaumは23歳で、Oberhausen(Germany)在住です。Gentoo歴は2年半です。Gentoo ドキュメントプロジェクトのドイツ語翻訳の責任者です。ときどきGWNへいくつかの"Tips & Tricks"も寄稿しています。
図 3.7: Matthias F. Brandstetter |
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Matthias F. Brandstetterは21歳で、Vienna(Austria)在住です。GWNをドイツ語へ翻訳していない時は、フリーランスのLinuxに関するITコンサルタントとして働いています。暇な時は友人とパーティを開いたり、読書をしたりします。
図 3.8: Tobias Hansen |
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Tobias Hansenは24歳で、Frankfurt在住です。職業はコンピュータ科学者で、ネットワーク経路のエンド-エンド間のパフォーマンスや利用効率の計測について研究しており、2002年からGentooを使っています。
Nadi Sarrarは23歳で、Berlinに住んでおり、Technical University of Berlinのコンピュータサイエンスの生徒です。Gentoo Linux歴は約1年半で、機能上のプログラミングに加えて音楽を作ったり聴いたりして楽しんでいます。
Markus Luisserは29歳で、Vienna Universityで化学工学研究所で働いており、機械工学の分野の博士号も修めています。大学での仕事は、2年以上前からGentooだけを使用することの利点を伝えることです。余暇のほとんどは、合気道の練習をしています。
図 3.9: Martin Ebner |
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Martin Ebnerは29歳でAustria、Salzburg在住です。アクセス系ソリューション開発会社にソフトウェア開発者として雇われており、主にマイクロソフト製品での開発を行っています。その埋め合わせとして、自宅で数年前からLinuxの開発に従事しています。Genoo Linuxはホームサーバとして1年半前から使っていて、典型的なサーバ機能の他に、MythTVをベースとしたビデオサーバとして使っています。趣味はコンピュータの他に、トランペットの演奏や"Biergemeinschaft Gaisberg" (Gaisbergのビールコミュニティ)のようなフォークロア研究活動への参加です。
図 3.10: Tobias Matzat |
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Tobias Matzatは24歳で、Trier在住で、Trier University of Applied Sciencesでコンピュータ科学を勉強しています。Linuxはずっと使ってきていて、Gentoo Linuxは数年前から使っています。暇な時間には、バスケットボールや聖書を読むこと、そしてにぎやかな曲を聴くことです。
図 3.11: Thomas Raschbacher |
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オーストリア人のThomas Raschbacher、ハンドル名:aka LordVanは22歳で、今年の10月にイギリスに引っ越しました。Linuxは1995年から使っており、Gentooを使い始めて約3年になります。現在イギリスで求職中で、2002年の12月からGentooの開発者をしています。開発やGNWの翻訳をしていない時は、たいてい音楽を聴いたり、日本語を勉強したり、マンガを読んだりアニメを見たりしています。
図 3.12: Daniel Gerholdt |
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Sputnik1969としても知られているDaniel Gerholdtは35歳で、ドイツの首都、Berlinに住んでいます。1998年からLinuxを使い始め、2002年にGentooに出会いました。コンピュータを酷使していない時は、新しい職を探したり、学校で勉強しに戻ったりしています。
イタリア語翻訳チーム
図 3.13: Marco Mascherpa |
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Marco Mascherpaは25歳で、イタリアのMilan(訳注:ミラノ)在住です。今年(2004年)、コンピュータ工学の学位を修了した後、小さなコンサルティング会社で働き始めました。Gentooプロジェクトへの貢献は、2002年末にGWNの翻訳から始まり、現在は、イタリア語翻訳チームを率いています。美人のガールフレンド、Raffaellaとの旅行をこよなく愛し、余暇には映画鑑賞や読書をしています。
図 3.14: Stefano Rossi |
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Stefano Rossは25歳で、イタリアのローマで生まれ、今に至っています。1年以上イタリア語翻訳チームで貢献しています。University Roma Treで経済学を勉強しています。大好きな趣味は、できれば、イタリア全土で開催されるAS Romaの試合を追っかけることです。
図 3.15: Stefano Lucidi |
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Stefano Lucidiは24歳で、イタリアのローマに住んでいます。ITコンサルタントとして働いており、同時にコンピュータ工学を勉強しています。Stefanoは友達からGentooを聞いた3年前からGentooを使い始め、一目で虜になりました。現在は、Gentooプロジェクトチームの一員となり、イタリアコミュニティのニュースやthe new wikiを運営するGentoo-Italiaのサイトの管理者をしています。
ポーランド語翻訳チーム
図 3.16: Kuba Bożanowski |
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Kuba 'fixxxer' Bożanowskiは、24歳のコンピュータサイエンスを専攻する学生で、ポーランドのOpoleに住んでいます(しかし卒業論文を終えれば、いったん引越をする予定にしています)。コンピュータ以外の趣味は、MTBでのサイクリングやヘビメタバンドでのギター演奏です。また、良書を読んだり料理をすることも好きです(聞いた話によると、かなりうまいピザを作るそうです)。
図 3.17: Jakub Dziwisz |
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Jakub Dziwiszは、ポーランドのKrakowに住んでいます。AGH-University of Science and Technologyでコンピュータ工学を勉強しています。最も興味ある分野と修士論文の題材はグリッドコンピューティングです。最近、www.grid-scape.orgにある、これらの問題に献身的に取り組み始めました。2002年からメインOSとしてGentooを使っており、同年5月からGWNのポーランド語への翻訳作業に協力しています。
Karol GóralskiはポーランドのRadomに住んでおり、シスアドをしています。gentoo.plサーバのメンテナンスをしており、ポーランドのGentooユーザに数々のサービスを提供しています。数ヶ月前からGWNの翻訳作業に参加しています
Łukasz Strzygowskiは16歳の高校生で、ポーランドのKielceで生まれ、今に至ります。2年前からGentooを使っています。GWNのポーランド語翻訳の取り纏めをしており、Gentooハンドブックの翻訳も行っています。最近、Gentoo開発チームのメンバーに指名され、いくつかのpythonに関連するパッケージのメンテナンスを行っています。趣味は読書とプログラミングの勉強です。
トルコ語翻訳チーム
図 3.18: Bahadr Kandemir |
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Bahadır Kandemirは22歳のコンピュータ工学を専攻する学生で、トルコ生まれのトルコ育ちです。大学の最後の年に、Gentooハンドブックの翻訳に参加しました。そのカスタマイズ機能とパフォーマンスの高さを目の当たりにして、Gentoo Linuxへ乗り換えました。Bahadırは2004年10月からGWNのトルコ語翻訳に参加しています。自動車工場で社内向けアプリケーションの開発者としてパートタイムで働いていますが、そこでは不幸にもUnix系以外のOSを使っています。
図 3.19: Erkan Kaplan |
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Erkan Kaplanは、34歳の経営管理者で、トルコ生まれで1992年からドイツに住んでいます。以前はGentooハンドブックのトルコ語翻訳の取り纏めをしていましたが、今はGWNやGentooハンドブック、Mozillaを含む数々の翻訳プロジェクトに参加しています。1995年からのLinux中毒者で、2003年からGentoo Linuxを使っています。余暇にIBMのAS400やアナログ電子回路で遊んでいます。今はJAVAに興味があり1月からVW-AkademieのSoftware Programming with Java"の受講を開始するつもりです。
4.
Future zone
Qt4.0に迫る
Qt 4.0 beta1は現在Portageで利用可能です(マスクされ、まだ開発段階ですが)。The Trollsは、既に人気のあるQt3ベースのデスクトップ向けにこの主要な更新を提供するために熱心に働いています。新しい機能には以下のようなものがあります。
- 新しいコンテナクラスのテンプレート集であるTulip
- アイテムビュー用のモデル・ビューアーキテクチャであるInterview
- Qt 4のペインティングフレームワークであるArthur
- 低レベルテキストレイアウト実行用のパブリックAPIを用いたUnicodeテキストレンダラーであるScribe
- 現代的なアクションベースのメインウィンドウ、ツールバー、メニュー、そしてドッキングアーキテクチャーであるMainwindow
以上に加え、以下のモジュールがQt 3よりかなり改良されました。
- MicrosoftとMacアクセシビリティに加え、SP-API Unixに完全なクロスプラットフォームアクセシビリティモジュール
- インタビューモデル・ビューフレームワークをベースとするSQLモジュール
- UDPとソケットの同期をより良くサポートするネットワークモジュール
- widgetsから切り離されたスタイルAPI。これはどのデバイス上(widget、pixmapなど)であってもどんなユーザーインターフェースを描写できると言うことです。
- スレッドとスレッドごとのイベントループ上のシグナルスロット接続の強化スレッドサポート
コードはまだ実用になるところまでには至っていません。解決すべきバグが残っていて、ebuildのインストールにも問題があります。しかし、Qt3ライブラリを使用しているソフトウェア制作者は、最新版では何が提供されるのかを見るためにアップグレードに興味があるでしょうし、彼らのコードベースの移行を始めるでしょう。Qt4へのアップグレードは現在のQt3環境へは干渉しないでしょう。
詳細はここで見ることができます。
5.
Gentooセキュリティ
kfax: インクルードされたTIFFライブラリに複数のオーバーフロー
kfaxには、任意のコードの実行を招く可能性のある複数のバッファオーバーフローが存在します。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
abcm2ps: バッファオーバーフローの脆弱性
abcm2psには、リモートからの任意のコードの実行を招く可能性のあるバッファオーバーフローが存在します。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
phpMyAdmin: 複数の脆弱性
phpMyAdminには、ファイル情報の漏洩やコマンドの実行などを招く可能性のある複数の脆弱性が存在します。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
NASM: バッファオーバーフローの脆弱性
NASMには、悪意あるオブジェクトファイルの使用を通じて任意のコードを実行することをアタッカーに許してしまうバッファオーバーフローが存在します。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
MPlayer: 複数のオーバーフロー
MPlayerに、結果としてリモートからの任意のコードの実行を招いてしまう複数のオーバーフローの脆弱性が発見されました。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
mpg123: プレイリストのバッファオーバーフロー
mpg123には、悪意あるプレイリストの使用を通じて任意のコードを実行することをアタッカーに許してしまうバッファオーバーフローが存在します。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
Zwiki: XSSの脆弱性
Zwikiは、クロスサイトスクリプティング攻撃に対して脆弱です。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
6.
コミュニティの話題
Web forumsより
スピード狂の後日談
Gentooのパッケージの最適化記録を更新のために、GCCのマニュアルに載っている裏技を何でもかんでも使って、Acoveaが推奨するCFLAGSを全部指定してコンパイルしてみたらどうなるでしょう?まず間違いなく、控えめになるはずです。
gentoo-userより
パッケージマネージャ対決
Emacs vs vim、Intel vs AMD、とくればやっぱりportage vs RedHatのup2dateもやらないわけにはいかないでしょう。up2dateとPortageの根本的な違い、有利な点や不利な点とはなんでしょう?いつものことですが、Gentooコミュニティは率直な意見とすばらしい情報でかまびすしいです。では、対決開始!
カスタムカーネルとPortage
Portageを使わずに特定のオプションを有効にしたカスタムカーネルをビルドして、システムに「そのパッケージはすでにインストールされています」と教えるにはどうしたらよいでしょうか?こちらのスレッドでは、あるユーザがALSAサウンドシステムを手動でインストールしたことについて、複数のリストメンバーがどうしたらPortageに期待した動作をさせることができるか、提案をしています。
7.
Gentoo関連情報
Linux Weekly News (2004年12月23日)
Linux Weekly News(毎週、GWNの読者のためにGWNに(記事を)再配分してくれることに対して感謝の気持ちがいっぱいです!)の年間ディストリビューション総まとめで、次のようにGentooは説明されています。"この2年間で劇的に人気がでてきたことを受けて、ソースを主体としたGentoo Linuxは、現在、メインストリームになるまでに成長してきています。今までの中でユニークなディストリビューションであり、その部分を多くのテクニカルユーザにアピールしています。Gentoo Linuxの採用は、下火になってきているかもしれません。これはGentooの創始者であるDaniel Robbinsがプロジェクトから離れたことが原因ではなく、ほとんどのバイナリを主体としたディストリビューションが、依存関係の問題で以前のように(ユーザに)面倒をかけないところまでパッケージ管理システムを改善してきたことが原因だからです。あるユーザはGentooシステムをメンテナンスとアップデートすることは、かなりの時間がかかり、そして完全に安全ではないことにも気づいています。でも今もなお、Gentooは比類無きドキュメントとともに、熱意のある活発なコミュニティであり、そして新しいハードウェアアーキテクチャへのサポートが継続しているもっとも突出し、斬新なLinuxコミュニティのプロジェクトの1つとして存在しています(訳注:原文では、「has emerged=浮かび上がっている=>存在している」とお洒落な表現でしめてくれています)。"
Linux Weekly News (2004年12月16日)
先週、Distrowatch(訳注:ディストリビューションウォッチ)で有名なLadislav Bodnarは、AMD64プラットフォームでのGentoo Linuxのインストールと使用感について、同じくLinux Weekly Newsで記事を書いています。以前のLWNの記事でDebianとFedoraについて同様な記事を掲載しましたが、彼はいつもコンパイルエラーでインストールの完了が遅れ、"かなりの迷惑を受けている"ことを認めました。しかし著者は以下のように締めくくっています。"(DebianとFedoraという)他の2つのディストリビューションに追いつくという途方もないゴールを達成するために必要な努力をしている間も、Gentoo Linuxはパワフルなパッケージ管理システムと真に素晴らしいドキュメントともにエレガントなOSであることは間違いありません。"
8.
Bugzilla 2004
サマリ
統計データ
Gentooコミュニティでは、バグやお知らせ、提案やその他開発チームとのやり取りの記録、追跡にBugzilla(bugs.gentoo.org)を使っています。2004年の1月1日から12月26日までのデータは以下のような結果になっています。
- 2004年の新しいバグ 38691個
- 2004年にクローズ、または解決したバグ 22004個
- 2004年に再オープンされたバグ 263個
現在オープンしているバグ7810個のうち114個が「極めて重大(Blocker)」、229個が「重大(Critical)」、553個が「中(Major)」とラベル付けされています。
クローズしたバグランキング
本期間内にもっとも多くバグをクローズした開発者、チームは以下の通りです。
9.
Gentooチームの動き
移動
最近Gentooチームから次の開発者が去りました。
追加
最近Gentoo Linuxチームに次の開発者が入りました。
- Matthew Marlowe (MattM) - Apache
- Ming Zhao (ming) - tcltk herd, Gnome, CJK
- Marcus Hanwell (cryos) - Scientific herd, AMD64
変更
最近次の開発者はGentoo Linuxプロジェクトでの役割が変更となりました。
- Jochen Maes (SeJo) - Recruiters (兼任)
10.
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11.
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12.
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