Gentoo Weekly Newsletter: 2005年2月7日
1.
Gentooニュース
ボストンのLinux World ExpoにGentooが出展
アメリカ合衆国の東海岸版のLWEが幕を開けるちょうど一週間前、Gentooの参加者の選出が完了しました。
ブースに配置されるGentoo開発者には、Mike Frysinger、Chris Gianelloni、Dylan Carlson、Daniel Ostrow、Luke Macken、Jeffrey Forman、Rajiv Aaron ManglaniそしてChris Aniszczykが含まれます。
また、地元の主催者であるAndrew Fantの支援してもらっています。
彼は、ボストンにあるハインズ・コンベンションセンター展示フロアの#6ブースが万事順調に行くよう準備するのにずっと忙しいです。
Gentooブースへの来場者たちは、サポートされているアーキテクチャの中でSparc、x86、そしてGentoo Linux/PPCが稼動するMac Miniが展示されているのを見つけるでしょう。
展示は、2月15日火曜日からはじまり、17日の木曜日までです。毎日10:00から17:00(木曜日は16:00まで)まで開場しています。
2百万件の投稿
Gentooフォーラムにまたひとつ記録ができました。
先週月曜日、Gentoo phpBBユーザサポートフォーラムができてから2百万番目の投稿が登録されました。
多くのフォーラム常用者は、総投稿数が特別な数字に向かって上昇しているのを観察していましたが、
英国のバーミンガム出身のNaibは、
ついに、ちょうどそのとき投稿ボタンを押しました。
彼の投稿は、明確な表現とバーミンガム人のお高くとまった言葉が合わさった、
ターミナルプログラムのフルスクリーン機能についての誰かの質問に対する返答でした。
不朽の名声のための計画的なNaibの回答は"Ctrl-Alt-F1"。
図 1.1: forums.gentoo.orgの投稿カウンタ, 2005年1月31日20:15頃(UTC) |
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Gentooメディアパッケージ用のIRCチャネル、メーリングリストを新設
Jan Brinkmannは、数を増やし続けるオーディオとビデオアプリケーションを扱うPortageのパッケージに対して、新しくサポートする2つのプラットフォームを発表しました。
#gentoo-mediaは、irc.freenode.net上の新しいチャネルで、メディアパッケージのメンテナたちが集まっています。
メディア関連の開発者間のコミュニケーションを改善するために、新しいメーリングリストgentoo-media@gentoo.orgも作成されました。
「デスクトップユーザがこれらのソフトウェアのメンテナたちと連絡を取りやすくするという意図もあります。」
とJan Brinkmannは言います。
彼は、特に人員不足のメディアグループの追加の開発者の採用という点で、
新しいIRCチャネルとメーリングリストは、「人気があって、人がたくさん集まる」ものにすぐになることを望んでいます。
メーリングリストに参加するには、gentoo-media-subscribe@gentoo.org宛てに空のメールを送ってください。
サウンドとビデオアプリケーションの開発を手伝いたいなら、Jan Brinkmannと直接連絡を取ってください。
2.
Future Zone
Gentoo/FreeBSD
2004年8月、FreeBSD 5.2.1を基にした一連のシステムebuildと、Grant Goodyear(g2boojum)によって提供されるportageオーバーレイによって、Gentoo/FreeBSDプロジェクトが公式に開始されました。FreeBSD 5.3リリースが差し迫っているので、プロジェクトは、この私たちのプロジェクトのための現在のベースである新しいバージョンに基本システムebuildをゆっくりと移植しました。
Gentoo/FreeBSDプロジェクトは、その名の意味するとおり、Gentooコンポーネント全体をFreeBSDベースのシステム上で動作させるための作業です。
これは例えば、LinuxカーネルとGNU LibCの代わりにFreeBSDカーネルとFreeBSD LibCを使用することができると言うことです。それに加え、プロジェクトはスタートアップサービスの管理をGentoo Linuxと同じくらい簡単にするような方法である、baselayoutをGentoo/FreeBSDに移植することにも取り組んでいます。
このプロジェクトは発足して間もないのですが、かなり若いのですが、かなりの量の進歩が遂げられました。最も重要な成果には以下のものが含まれます。
- Portageはパッチを適用することなく動作します。
- 特定のFreeBSDシステムパッケージをダウンロードして、インストールするebuildのセットは現在ほとんど安定しており、一般に、それをビルドする方法は苦労しません。
- 私たちはいくつかの利用可能であるべき非FreeBSDパッケージと同様にシステムプロファイルを定義しました。
この瞬間、私たちはソースtarballの内容を、すべての妥当なものをそれぞれのカテゴリ(Gentoo/FreeBSDのシステムソースtarballは、freebsd-libや、freebsd-usbinといったカテゴリに分かれています)に提供するような方法で安定させるために働いています。
Gentooの依存ベースのinitシステムをFreeBSDのユーザランドで動作させるようにすることで、baselayoutとの作業は主に適応されました。驚くことはなく、若干の部品(主にgawkを呼び出すもの)が不確定ですが、私たちには、現在、機能的なFreeBSDシステムを持って来ることができ、主なPortageツリーのinitスクリプトが何の変わりもなく働いているはずであろうパッケージがあります。FreeBSDシステムのそれほど一般的でない部分のためにinitスクリプトを書いたり、ことによると、baselayout 1.11が安定した時にシステムをアップデートするのには、より多くの作業が必要です。
ごく近い未来の目標は、Gentoo/FreeBSDをインストールするのに使用される一連のstage、baselayoutポートの完成、および最終的にリリースを含んでいます。
別の作業で、私たちはglibcとGNUユーザランドのFreeBSDカーネルへの移植を調べています。もしこの作業に興味があるなら、Dylan Carlsonまで連絡してください。(下に載っているgentoo-devメーリングリストへのRobert Millanの投稿も読んでください。)
3.
Gentooセキュリティ
Gallery: クロスサイトスクリプティング脆弱性
Galleryはクロスサイトスクリプティング攻撃に対して脆弱です。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
ClamAV: 複数の問題
ClamAVにはふたつの脆弱性が存在し、DoSとウィルススキャンの回避を招くおそれがあります。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
ncpfs: 複数の脆弱性
ncpfsのユーティリティには複数の欠点があり、結果的に、リモートからの任意のコードの実行あるいは昇格した権限を使ったローカルファイルへのアクセスを発生させる危険性があります。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
FireHOL: 安全でない、テンポラリファイルの作成
FireHOLはシンボリックリンク攻撃に対して脆弱で、ローカルユーザが任意のファイルを上書きすることを許してしまう危険性があります。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
UW IMAP: CRAM-MD5認証の迂回
UW IMAPのCRAM-MD5認証を扱うコードには、認証の迂回を許してしまうという脆弱性が存在します。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
enscript: 複数の脆弱性
enscriptは、結果的に任意のコードの実行を招く危険性のある脆弱性と設計上の欠点に悩まされています。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
Squid: 複数の脆弱性
SquidのWCCP、HTTPそしてLDAPを扱うコードには脆弱性が存在し、DoS、アクセスコントロールの回避、ウェブキャッシュおよびウェブログの汚染を招く危険性があります。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
Newspost: バッファオーバーフローの脆弱性
リモートからNewspostをクラッシュさせるために、バッファオーバーフローが悪用され任意のコードを実行される危険性があります。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
LessTif: libXpmに存在する複数の脆弱性
リモートからのコードの実行を招くおそれのある複数の脆弱性が、LessTifにインクルードされているlibXpmに発見されました。
詳細についてはGLSA Announcementを参照して下さい。
4.
コミュニティの話題
gentoo-devより
Gentoo/kFreeBSD
Debian開発者のRobert Millanが、FreeBSDカーネルへのglibcとGNUユーザランドユーティリティの移植作業についてアナウンスしています。「最初はGentoo FreeBSDシステムをベースにしていましたが、徐々にglibcに移行を進めています。」
GWNは中立?
Grant Goodyearが、Gentoo Weekly Newsletterの立場を問いかけています。「GWNはGentooを宣伝する正式なニュースレターなのでしょうか?それとも、いちおうは独立性があって、普及の促進とともに批判も行なえるのでしょうか?」GWNの内容に対して開発者はどの程度の影響力を持つべきでしょう?
bashの正しいif/elseブロックの使い方
Ciaran McCreeshが、再びbashの文法について貴重な情報を提供しています。とりわけebuildを書く人なら要注目です。また、まだ(訳注 正式には)存在していないことになっているドラフト文書も紹介しています。正式に公開されれば、ebuildのあらゆる情報のすばらしいリソースになるでしょう。
Gentooのgcc 4サポート状況
新しもの好きのGentooユーザのために、Mike Frysingerがgcc-4 ebuildをPortageに取り込みました。まだマスクされていますし完全に無保証なので、使うのなら自己責任でどうぞ!予想通り?segfaultが連発する、いやまったく無問題と、ヒトバシラーの評価は分れています。
autotools confusion
ちょっと前に、autoconf / automake / libtool ebuildに変更が行なわれました。Portageがあらゆるバージョンのebuildをインストールするという報告がたくさんのユーザから寄せられています。ではMike Frysingerに聞いてみましょう。「もしかしてautoconfを1つだけインストールしていたと思ってました?今までのebuild(autoconf-2.59-r5 / automake-1.8.5-r1 / libtool-1.5.2-r7)だって、本当はそれぞれ複数のバージョンをダウンロード、インストールしてましたから!残念っ」
5.
世界のGentoo
ドイツ: オーバーハウゼン市GUM 2月11日金曜日
「Friends of Gentoo e.V.」(訳注: e.V.は日本でいう非営利団体に相当)やたくさんの活発な開発者にとっての故郷であるオーバーハウゼン市は、またしてもGentooユーザミーティングの開催地となります。会場はGasthof Harlosで、ここはドイツのGentoo小宇宙における名所となりつつあります。
今週は、2月下旬にベルギーで開催されるFOSDEMの準備が議題になっています。
オーバーハウゼンでのGUMでは恒例の肉料理、Schnitzelplatteもでてきます。
主催者は、中古のSun
Blade 100を一台持ってこようとしています。
これは最近スイス大学のドイツ人開発者たちが買ったものです。
ミーティングは2月11日の19時(中央ヨーロッパ時間)に始まります。
6.
Gentoo関連情報
Linux マガジン (2005年3月号より)
ドイツのLinuxマガジンの最新号で、Gentoo開発者のMichael Kohlが取り上げられています。Michaelは、catalystをリリース作業用のツールと説明し、Gentoo Linuxのリリースの過程を3ページに渡って興味深く説明しています。その中でハードディスクへのインストールの必要がない、KnoppixのようにCDから起動し、完全なKDE環境を構築するドイツの"Fizzle Wizzle"のような種々のLiveCDを作る場合のcatalystの使い方についてサンプルを利用して述べています。この雑誌は、先週の木曜日からドイツの雑誌コーナーに並んでいます。今号は、加えて、Oliver Frommel編集者によるGentooの体当たりインストール報告があります。
David Berlindのブログ (2005年1月31日)
CNETのコラムニストのDavid Berlindは、私たちが先週目にした、GentooとOpenSolarisの記事について釈明を掲載しました。"Gentoo: We're not the Napster of Open Source"(訳注:Gentoo~オープンソースのNapsterではない)という新しい記事では、4度に渡ってGentoo開発者のPieter Van den Abeeleと過去に交わしたメールを引用しています。「Gentooのみなさんは、GentooのPotarisとPortageの技術がオープンソースの環の規約に違反に拍車をかけるNapsterになりえると特徴づけた私の意見に異論を唱えること」を認めています。
7.
Bugzilla
サマリ
統計データ
Gentooコミュニティでは、バグやお知らせ、提案やその他開発チームとのやり取りの記録、追跡にBugzilla(bugs.gentoo.org)を使っています。2005年1月31日から2005年2月7日までのデータは以下のような結果になっています。
- 新しいバグ 875個
- クローズ、または解決したバグ 661個
- 以前クローズしたバグが再オープン 28個
現在オープンしているバグ 8006個のうち、105個が「極めて重大(Blocker)」、245個が「重大(Critical)」、601個が「中(Major)」とラベル付けされています。
クローズしたバグランキング
本期間内にもっとも多くバグをクローズした開発者、チームは以下の通りです。
新しいバグランキング
本期間内にもっとも多く新しいバグを割り当てられた開発者、チームは以下の通りです。
8.
Gentooチームの動き
移動
最近Gentooチームから次の開発者が去りました。
-
Alexander Gabert
-
Andrew Bevitt (一時休暇)
追加
最近Gentoo Linuxチームに次の開発者が入りました。
- Stefano Rossi (so) - Documentation
- Andreas Pokorny (DieMumiee) - AMD64
- Shigehiro Idani (idani) - Japanese translation
変更
最近次の開発者はGentoo Linuxプロジェクトでの役割が変更となりました
- Chris Gianelloni (wolf31o2) - Release Engineering OperationalからStrategic Leadに変更
- Tim Yamin (plasmaroo) - Release Engineering Operationalの新責任者に就任
9.
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10.
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